第77番札所 道隆寺
四国霊場第77番札所。奈良時代のはじめ、土地の豪族、和気道隆(わけのみちかた)公が、桑の大木を切り、小さな薬師如来をご本尊に祀って御堂を建てたのが起源とされています。また、「眼なおし薬師」の名でも親しまれ、年間を通じて多くの参拝客で賑わっており、国・県の指定文化財が数多く収蔵されています。
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『柴燈大護摩供』
道隆寺では、毎年秋頃に「柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)」が行われています。
「護摩(ごま)」とは、弘法大師空海が伝えた真言密教の秘法で、炎と共に煩悩を焼き尽くし、神仏に願いを届ける儀式です。
「柴燈護摩(さいとうごま)」は、護摩供を屋外で大規模に行うもので、弘法大師の孫弟子にあたる、聖宝理源大師(しょうぼうりげんだいし)が、山岳修行中に行ったことが始まりとされています。
儀式の流れとして、祭壇の中央には桧の薪や枝葉等が組み上げられ、そこに火が点されます。
そして、炎と煙に乗せて参拝者の諸願成就を祈り、炎の上を僧侶が素足で渡ります。
その後、希望される方は火を落とした灰の上を歩くことで、護摩のご利益を授かる事ができます。
お問合せ先
第77番札所 桑多山 明王院 道隆寺
所在地:〒764-0022 香川県仲多度郡多度津町北鴨1丁目3−30
電話番号:0877-32-3577